大切なものを守る対策
できていますか?

いざという時、「大切なもの」を守るためにも日ごろからの対策が大切です。被災時に必要なものをスムーズに持ち出したり、重要なデータの消失を防ぐために、ぜひ実践しておきましょう。

監修:

澁川 真希

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重要なものの整理とバックアップを心がけよう

①貴重品の場所は家族全員が把握しておこう

 預金通帳や身分証明書などの貴重品は、いざ避難するときには持ち出したいもの。しかしこれらの中には、日常的に使うものもあります。「非常持ち出し袋」に入れてしまうと使いづらく、ストレスになることも。まずは家の中を整理整頓し、貴重品は1~2か所にまとめておくこと。いざというときに持ち出せるよう、家族全員がその場所を把握しておきましょう。その際、災害時には「誰が何を持ち出すか」の役割分担もしておくと、スムーズな避難が可能となります。

②家族の写真はデジタル化&クラウドサービスに保存

 東日本大震災の際、津波被害で多くの写真が失われてしまいました。家族の思い出は、無くなってしまったあとにその大切さがわかるもの。デジタルカメラのデータはインターネット上にデータを保存しておける「クラウドサービス」などを利用すると、クラウド上のバックアップからデータを取り出すことができます。古いフィルムやアルバムの写真も、スキャナーなどを使ってデジタル化し、クラウドサービスにも保存しておくと安心です。

③重要書類はフラッシュストレージにバックアップを

 自宅などが被災したあと、再建にむけて必要になってくるのが身分証明書類。すべてがなくなってしまっても対応してくれる方法はありますが、やはりこれらがあるとさまざまな手続きがスムーズに進みます。重要書類すべてをコピーするとかさばるので、デジカメで撮るかスキャンするなどしてデジタルデータ化し、USBメモリやSDカードなどのフラッシュストレージに保存すると荷物の軽量化に。信頼できるクラウドサービスを使用している場合は、パスワードをかけて暗号化した上で保存しておくのも良いでしょう。

④医薬品の準備は入念にしておこう

 医薬品を常用している場合は、薬がなくなるギリギリに病院に取りに行くのではなく、1週間前など手持ちに余裕がある状態で取りに行くようにすること。かかりつけの医療機関の連絡先や常用の医薬品名を控えたものを常に持ち歩き、非常用の持ち出し袋にも入れておきましょう。念のため、お薬手帳や処方箋のコピーも持っておくと安心です。

※記事内容は、執筆時点2019年8月1日のものです。