基礎代謝をあげて
夏太り対策!
夏太りの原因は、基礎代謝の低下です。外気温が高くなると、体温を維持するためのエネルギー消費が少なくなるため、冬に比べて夏は脂肪を燃焼しにくくなるのです。そこで今回は、代謝をあげて夏太りを予防する簡単な運動をご紹介します。
2種類の有酸素運動を
定期的に行いましょう。
今回ご紹介する2種類の有酸素運動を定期的に行うことで脂肪燃焼効果を高めることができます。例えば、午前と午後に1回ずつ、物足りない方は2~3回ずつ行ってみましょう。
■その場足踏みと腕ぶらぶら
①腕の力を抜き、足はそろえ、
背筋を伸ばして立ちます。
②つま先を床につけたまま、
かかとの上げ下げを左右交互に行います。
同時に両腕を胸の前に上げて
ぶらぶらと振ります。
③体の前だけでなく、
上、横、下とさまざまな位置で、
腕をぶらぶらと振ると
運動強度が変えられます。
【目安】1~3分
<ポイント>
❶つま先を床につけたまま、かかとの上げ下げをすると、
ふくらはぎの筋肉をしっかり使うことができ、
血液の循環が良くなります。
❷体力のある方はつま先を床から離し、
足を高く上げて軽く息を弾ませるくらいまで行いましょう。
❸腕を頭の上で振ると、運動強度が高まります。
運動不足の方は下や前から始めましょう。
■もも上げタッチ
①肩幅程度に足を開いて立ち、
手の平を下に向けて、
両手をおへその高さに構えます。
②手の平で膝をタッチ
できる位置まで
ももを上げます。
左右交互に繰り返しましょう。
【目安】左右各10回
<ポイント>
❶この運動がきつい方は、手の位置を下げて行っても構いません。
❷できる方は左右交互にリズミカルに行いましょう。
有酸素運動の効果が高まります。
難しい方は、ゆっくり行いましょう。
※この記事内容は、執筆時点2021年6月17日のものです。
黒田 恵美子(くろだ えみこ)
健康運動指導士。一般社団法人 ケア・ウォーキング普及会 代表理事を務め、メタボ予防、ロコモ予防から美容につながる運動まで、多岐に渡り指導を行う。著書に『黒田式ケア・ウォーキング』『100歳まで歩く技術』などがある。