腰痛解消!イスに座ったまま
背中とお腹の筋力UP

同じ姿勢で長時間、イスやソファーに座ってパソコン作業をしているために、腰痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか。そこで今回はデスクワーク中でも簡単にできる、イスを使った背筋と腹筋を鍛える運動「ちょうだい」をご紹介します。

監修:

黒田 恵美子

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背骨を支える筋肉を同時に鍛えて
腰痛を解消

 「ちょうだい」は、“賞状をちょうだい”と言っているように見える動作が特徴的な、イスを使って背筋と腹筋を鍛える運動です。腰痛の原因はさまざまですが、背骨を支える筋肉(背筋・腹筋)の低下もその一つ。この運動では、両腕を肩の高さにキープして、背筋を伸ばした状態で前におじぎすることで背筋が鍛えられ、後ろにスライドする際、倒れないように姿勢をキープすることで腹筋が鍛えられます。

①イスに浅く腰かけて、
足を肩幅より広めに開いて座る。

②両腕を前に伸ばして肩の高さまで上げ
手の平は上に向ける。

③息を吐きながら賞状をもらうように深くお辞儀をする。
顔はまっすぐ前を向き、腕は前をキープして。

④息を吸いながら基本姿勢に戻り、息を吐きながら
背中をやや丸めるようにして背もたれにつける。
息を吸いながら基本姿勢まで戻す。

【目安】10回

<ポイント>

❶足の裏を床にしっかりつけることで、安定します。
❷腰を後ろにスライドする際、おへそを引っ込めるように
背中を少し丸める意識をすることで、腰への負担を軽減できます。
❸背もたれに背中がついたときに力を抜かないように、
頑張ってみましょう。

※この記事内容は、執筆時点2020年8月7日のものです。

黒田 恵美子(くろだ えみこ)
健康運動指導士。一般社団法人 ケア・ウォーキング普及会 代表理事を務め、メタボ予防、ロコモ予防から美容につながる運動まで、多岐に渡り指導を行う。著書に『黒田式ケア・ウォーキング』『100歳まで歩く技術』などがある。

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