若くても、油断禁物!
エコノミークラス症候群対策

外出自粛要請が続き、家にいる時間が長くなっています。こうした状況で気を付けたいのが「エコノミークラス症候群」です。旅行などで飛行機や車の狭い座席に長時間いることで発症する疾患として、聞いたこともあるのではないでしょうか。在宅が多くなっている今も同様に注意が必要です。ちょっとした心がけで予防できますので、ぜひご一読ください。

まず知ろう
「エコノミークラス症候群」とは

 食事や水分を十分に取らない状態で長時間同じ姿勢で座るなど、足を動かさない状態が続くと血行不良が起こります。その結果、血栓(血の固まり)ができやすくなり、これが血管の中に流れ込むと、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。こうしたことが原因の症状を、エコノミークラス症候群と呼びます。

■予防のための6つのポイント

①ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う

 テレビなどを見ているときも、簡単にできるものを意識的に行いましょう。特に脚の曲げ伸ばしは大切です。

②十分にこまめに水分を取る

 水分が不足すると、血流も滞りがちです。少量ずつ、こまめに、意識的に補給するように心がけましょう。ただし、利尿作用があるアルコールやカフェインはかえって水分不足の原因になるため飲みすぎには注意が必要です。

③アルコールを控える。できれば禁煙する

 外出ができないストレスもあり、アルコール、たばこがついつい増えがちの方もいるでしょう。しかしアルコール類は前述の利尿作用により水分不足を助長し、また、たばこは血管を収縮させるほか、血栓ができやすい状況を引き起こしやすく、控えたほうがよいでしょう。

④ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない

 血流を滞らせないことが大切です。家では、身体を締め付けない、ゆったりとした服装で過ごしましょう。

⑤かかとの上げ下ろし運動をしたりふくらはぎを軽くもんだりする

 血栓は脚、特にふくらはぎでできることが多いです。ふくらはぎに刺激を与えることは予防のために重要です。

⑥眠るときは足をあげる

 足を上げることで、下半身に滞っていた血流が良くなります。寝る前の習慣として取り入れましょう。

 なお、厚生労働省では、予防のための足の運動を発信しています。こちらも併せてご覧ください。

出典:厚生労働省「エコノミークラス症候群の予防のために」

※この記事内容は、執筆時点2020年4月23日のものです。