憂鬱な気分を
晴れやかに!

日照時間が短い梅雨の時季。太陽の光をあまり浴びずにいると、体内時計が整わず、自律神経が乱れてしまいます。その結果、酸欠のような状態になり、だるさの原因になってしまうのです。そこで今回は、多くの酸素を体に取り込み、体をシャキッとさせる運動をご紹介します。

監修:

黒田 恵美子

〉〉〉プロフィール

筋肉をほぐして
呼吸を深くする

 呼吸は、肺だけで行っているのではなく、肺を取り巻いている「呼吸筋」と呼ばれる筋肉が動くことで行われています。まず、「肋骨ストレッチ」で肋骨の間や横隔膜などの呼吸筋をほぐしましょう。その後、体全体を使って大きく「バンザイ深呼吸」をすると、多くの酸素を取り込むことができます。

■肋骨ストレッチ

①足は肩幅くらいに開き、
手は頭の後ろに組んで胸を開きます。

②体を左へ傾けながら右肘を上げて、
大きく深呼吸。10秒ほど行ったら
反対も同じように行いましょう。

【目安】10秒を左右交互に2〜3回

<ポイント>

❶体を傾けるとき、腰を丸めたり、
反らせないようにしましょう。
❷立ちながら行うのが辛い方は、
椅子に座りながらでも構いません。

■バンザイ深呼吸

①肩幅くらいに足を開きます。

②右足を一歩前に出しながら、
背伸びをするように両手を上へ広げ、
鼻から大きく息を吸います。

③足と手を①に戻しながら、
口から息を大きく吐きます。

④左足を一歩前に出し同じように
②の動作を行いましょう。

【目安】左右交互に3回

<ポイント>

❶後ろ足から胸にかけて、伸ばすように意識しましょう。
❷足を一歩前に出したとき、後ろ足のかかとが
上がるくらい体を伸ばしましょう。

※この記事内容は、執筆時点2021年5月12日のものです。

黒田 恵美子(くろだ えみこ)
健康運動指導士。一般社団法人 ケア・ウォーキング普及会 代表理事を務め、メタボ予防、ロコモ予防から美容につながる運動まで、多岐に渡り指導を行う。著書に『黒田式ケア・ウォーキング』『100歳まで歩く技術』などがある。

TOPページに戻る