清々しい一日のスタートに
朝活のススメ

朝早くに起きて様々なことに取り組む「朝活」は、効率的に時間を使える、健康にも良いなど、いくつものメリットがあります。しかし、ハードルが高いと感じて始められなかったり、始めてみたものの思うように続けられない、という方も少なくないのではないでしょうか。そこで、おすすめの朝活や続けるポイントをご紹介します。

監修:

池田 千恵

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心身共に整う朝活のメリット

 早起きして時間を有功活用することを「朝活」といいます。この言葉が使われ始めた当初はイベントやセミナーなど、人のいる場に活動的に参加することを指すことが多かったのですが、今では一人で自習したり趣味の時間に充てたりと、スキルアップや心を整える時間として使うことも朝活と呼ばれるようになりました。朝活にはいくつものメリットがあり、取り組む人も増えています。

<朝活のメリット>

■脳がすっきりしやすい
記憶や経験は、睡眠中に頭の中で整理されます。そのため、朝は脳が一番すっきりした状態。新しいことを考えたり、深くものごとを考える時間として有効的に使うことができます。

■心の余裕が生まれる
早起きをすると、自分だけの時間を確保しやすくなります。その分、慌てることなく過ごせるため、心にも余裕が生まれ、その日一日を晴れやかに始めることができます。

■生活のリズムが整いやすい
早起きして目に光を当てると、心身の安定や安らぎに寄与する「セロトニン」が分泌されます。朝にセロトニンをしっかり分泌させると、自然な眠りを誘うメラトニンが多く分泌され、良く眠ることができるので規則正しい生活を送ることができます。
また、朝早起きすると十分な時間があるので、朝食を取ったり、散歩の時間に充てることもでき、1日を決まった生活リズムで、より健康に過ごすことができます。

■逆算力が高まる
朝早く起きるには夜早く寝る必要がありますし、夜早く寝るには仕事を早く終える必要があります。始業前までの時間で朝活をするには段取りよく、てきぱきと物事を進める必要があります。
このように「区切り」が細かくあるため、逆算して物事を効率的に進めようという意識が高まり、優先順位を明確にすることができます。

何をすればいいの?
おすすめの朝活

 特別な決まりなどはありません。自分の目的に合ったものなら何でもOKです。ここでは、多く行われている、おすすめの朝活をご紹介します。

【勉強】
朝は睡眠で記憶や感情経験が整理整頓され、脳がすっきりした状態であるため、勉強するのにも向いています。一人でなかなか勉強できない、という方は朝に開催されているセミナーに参加してみるのもおすすめです。

【読書】
朝の時間に読書をすると、静かで集中を遮るものがなく腰を据えて読むことができます。また、読書で学んだことを、その日すぐに実践できるため、知識を身に付けやすくなります。

【運動】
朝に運動をすると脳と体が目覚め、気持ちよく1日を過ごすことができます。ランニング、ウォーキングなど家の回りでできるスポーツやおうちヨガ、時間に余裕のある方は、フィットネスクラブなどに通ってみるのもおすすめです。

【瞑想】
朝に心の状態を整えると、仕事の生産性向上にも繋がるともいわれています。静かに座り、呼吸や姿勢に意識を集中すると、前日の落ち込みや心の乱れを解消し、良い心の状態へと整えることができます。

無理なく
朝活をするには?

 メリットも多い朝活ですが、なかなか始められない、続けられないと感じている方にはいずれかの特徴があります。

1.高過ぎる目標設定をしている。
2.早起きをして何をしたいのかが明確でない。
3.睡眠時間を削っている。

そんな方は次のような工夫をすると良いでしょう。

■目的意識の工夫
運動や勉強など必ず活動的に過ごさなければいけないわけではありません。ドラマや映画を観るなど、ゆっくりとする時間に充てても良いのです。大切なのは、目的意識。「朝の時間はゆっくりする」というのが目的なのであれば、「ダラダラしてしまった」と反省する必要はないのです。
ここで重要なのは、より具体性を持たせることです。 「健康のために運動する」ではなく、「ワンサイズ下の洋服を着るために運動する」、「英語を話すために勉強する」ではなく「半年後に海外旅行で英語を話すために勉強する」など、具体的なイメージや数字を立てることで、続けやすくなります。

■朝活時間の工夫
初めから長い時間にする必要はありません。まずは10分からでも習慣付けることが大切です。10分の朝活に慣れてきたら、30分、1時間と、自分の目標のために必要な時間を確保していくと良いでしょう。

■適正睡眠時間の把握
自分に必要な睡眠時間を何となく決めている方も少なくないのではないでしょうか。朝起きるときにすっきりできる睡眠時間は、6時間なのか、7時間なのか、8時間なのか、一度、睡眠時間とその日の体調の記録を取ってみるのもおすすめです。
調子の良かった睡眠時間を確保するために、予定を立てていきましょう。

まとめ
 朝活を始める、続けるためには、より具体的な目的を持つことが大切です。ハードルの高い目標を設定し、そのために頑張る必要はありません。朝活は自分が楽しみたいことややってみたいことを達成するための一つの手段となれば良いのです。少しの時間からでも朝活を取り入れてみてはいかがでしょうか。

※この記事内容は、執筆時点2023年11月29日のものです。

池田 千恵(いけだ・ちえ)
株式会社朝6時 代表取締役/早起きトレーナー。2009年に『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)がベストセラーとなる。朝専用手帳『朝活手帳』は14年連続発売の人気手帳に。キャリアにモヤモヤしたときこれからを考えるコミュニティ「朝キャリ」主宰。2023年11月現在7歳の子どもを育てるワーキングマザー。

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