秋の不調を解消
体を動かし血流を良くしよう

秋は夏の疲れや台風による気圧の変化、1日の中での寒暖差などによって自律神経の働きが不安定になり、体が季節の変化についていけずに不調になりがちです。そこで日中には、しっかり大きな筋肉を動かして体温を高め、血流を良くしましょう。血流が良くなると、体の隅々に栄養がしっかり送り届けられるため、内臓の働きが良くなり、体調が整いやすくなるのです。そこで今回は、大きな筋肉のある下半身を使った運動を紹介します。

監修:

黒田 恵美子

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大きな筋肉のある
お尻と脚を動かす

 まずは「しこスクワット」で、背中とお尻、もも、ふくらはぎなどの脚の筋肉を使います。特にふくらはぎは、ポンプのように働き血液循環を良くする筋肉。それら下半身の大きな筋肉を動かすことで、全身に血液が巡り、体が温まります。次に「手足ぶらぶら」で「しこスクワット」で使った筋肉をほぐし、全身をリラックスさせましょう。

■ しこスクワット

①足を閉じてまっすぐ立つ。

②右足を大きく横に出し、しこを踏むように腰を落とす。

③次に、右足で地面を蹴るようにして基本姿勢に戻り、左足も同様に行う。

【目安】 左右交互に20回

<ポイント>

❶つま先と膝の向きを同じ方向に向けましょう。
❷お尻を引いて腰を落とすようにしましょう。
❸ももに手を乗せるとしこを踏みやすくなります。

■ 手足ぶらぶら

①仰向けの状態に寝る。

②手足を天井に向かって伸ばす。その後、膝と肘を軽く曲げて、ぶらぶらと揺らす。

③30秒~1分ほど揺らしたら、大の字になり、30秒ほどゆっくり呼吸する。

【目安】 ②から③の動きを1~3セット

<ポイント>

❶手足の力を抜くように意識しましょう。
❷呼吸は鼻から吸い、口から吐くようにしましょう。

※この記事内容は、執筆時点2020年9月7日のものです。

黒田 恵美子(くろだ えみこ)
健康運動指導士。一般社団法人 ケア・ウォーキング普及会 代表理事を務め、メタボ予防、ロコモ予防から美容につながる運動まで、多岐に渡り指導を行う。著書に『黒田式ケア・ウォーキング』『100歳まで歩く技術』などがある。

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