子どもって 医療費がかからない?

小さなお子さんはちょっとしたことで病気やケガをしてしまうもの。そこで心配になるのが子どもの医療費。自治体により多少違いはあるものの、実質無料になる助成制度があるのです。

監修:

浅田 里花

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 親として子どもの病気・ケガを心配しますが、自治体の医療費助成で安心です。

自己負担2割が無料に

 子どもの医療費には親の加入する健康保険が扶養家族として使え、自己負担割合は本来2割(小学校入学の4月以降3割)。ところが、自治体の医療費助成制度により、実質無料になります。自治体の窓口で申請し、医療証を交付してもらう必要があります。
 何歳まで助成されるかは自治体によります。たとえば東京都の場合、2023年度から都内に住む18歳になる年度末(高校卒業時)までの子どもが対象です。小学校入学までの乳幼児対象の「乳幼児医療費助成」は多くの自治体が行っています。その他に、要件として親の所得制限がある、一定額(500円など)の自己負担がある自治体もあります。

※記事内容は、執筆時点2023年8月1日のものです。

浅田 里花(あさだ りか)
ファイナンシャルプランナー、株式会社生活設計塾クルー取締役。コンサルティングや新聞・雑誌などへの原稿執筆、セミナー講師を行う。東洋大学社会学部の非常勤講師としても活躍。代表的な著書に『Q&Aで学ぶライフプラン別営業術』(近代セールス社)など。

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