被災時でも、美味しく・栄養しっかり
作ってみよう!即食レシピ®

近年、全国各地で自然災害が頻発しています。被災時において「食べること」は命と健康を維持する要となります。そこで、ライフラインが止まったときでも美味しく栄養を摂るための、調理法とレシピをご紹介します。

監修:

今泉 マユ子

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ライフラインが止まったとき
「食べること」が問題に

 自然災害は、予告なく時間も選ばず発生します。水、電気、ガスなどが止まってしまった際に特に心配なのが、命と健康に直結する「食べること」です。ライフラインが止まってしまうと普段のようには調理ができません。水も使えませんので、調理器具やお皿など、洗い物がでるのも避けたいところです。

 そこで、そのままでも食べられて日持ちする食品(缶詰、レトルト食品、パウチ食品など)をストックしておくように心掛けましょう。被災時に初めて食べると口に合わないこともあるので、普段の食事の中で食べ慣れておくことも大切です。

ポリ袋だけで簡単に作れる
即食レシピ®

 被災時にぜひ試していただきたいのが、簡単に作れてすぐ食べられる「即食レシピ®」です。火も水も使わず、ポリ袋を使って混ぜるだけなので衛生的に作ることができ、器にかぶせればそのまま食べられ、洗い物も減らせます。誰でも簡単に作れますので、お子さんと一緒に作るのもオススメです。もしものとき、家にある材料を組み合わせて作ることができるように、普段の食事に取り入れてみてください。色々な食材を組み合わせることで、栄養バランスを取ることもできます。
 また、被災時には温かいものを食べると生きる活力が湧いてきます。ぜひ、カセットコンロとガスボンベは必ず備えておきましょう。

即食レシピ®のレシピ例はこちらからご覧いただけます!

※この記事内容は、執筆時点2022年8月1日のものです。

今泉 マユ子(いまいずみ まゆこ)
1969年徳島市生まれ。管理栄養士として大手企業社員食堂、病院、保育園に長年勤務。食育、災害食、SDGsに力を注ぎ、2014年に管理栄養士の会社を起業。東京消防庁より感謝状を5枚拝受。日本栄養士会より表彰状を拝受。「第3回私のSDGsコンテスト」大賞受賞。NPO法人岡山コーチ協会理事。著書は「もしもごはん」シリーズ(清流出版)、「防災教室」シリーズ(理論社)の他、多数。レトルトの女王、缶詰の達人とも呼ばれ、テレビ出演は140以上になる。ラジオ、新聞、雑誌、WEBサイトなどでも活躍中。
(株)オフィスRM https://www.office-rm.com

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