食生活にプラス!
スーパーフードの力
《血流を改善して血圧ケア》
最近耳にする機会も増えてきた「スーパーフード」。薬として利用されてきた歴史を持ち、通常より多くの栄養を含む食品です。12月は寒さの本番となり、血圧が知らないうちに高くなってしまいます。そこで、血圧の改善効果が期待できる「そば」のレシピ2品を紹介します。
柴田真希先生が解説!
スーパーフード「そば」の力
寒さが本格化する12月。血管は寒さにより収縮し、暑さにより弛緩するため、冬は血圧が上がりやすくなります。また、寒暖差による血圧の急激な変化も、心筋梗塞や脳梗塞の引き金になるため、より血圧ケアが重要です。
そばに含まれるポリフェノールの一種であるルチンは、毛細血管を強くし血流を良くする働きがあり、血流改善や血圧ケアの効果が期待できます。年末になるにつれ、そばを食べる機会が増えますが、ぜひ健康の面でも積極的に取り入れてみてください。
そばのごまだれサラダ
●材料(2人分)
そば……1束(100g)
ゆでたまご……2個
水菜……2束(100g)
ミニトマト……6個(60g)
【a】
・砂糖……大さじ1/2
・白すりごま、マヨネーズ……各大さじ2
・めんつゆ(3倍濃縮)、酢……各大さじ1
●作り方
(下準備)
たまごを8~9分ほどゆで、半熟のゆでたまごを作る。
(1)水菜をざく切りに、ミニトマトを縦半分に切る。
ゆでたまごは殻をむき、4~6等分に切る。
袋の表示時間通りにそばをゆでる。流水で洗い、水気をよくきる。
(2)皿にそば、水菜を盛り付け、ゆで卵、ミニトマトをのせる。
混ぜ合わせておいた【a】をかける。
●栄養価(1人分)
エネルギー:385kcal、たんぱく質:16.8g、脂質:19.4g、炭水化物:39.6g、食塩相当量:1.7g、食物繊維:4.6g
鶏肉とねぎのつけそば
●材料(2人分)
そば……2束(200g)
鶏もも肉……1/2枚(150g)
長ねぎ……1本(100g)
しいたけ……2枚(30g)
だし汁……300ml
【a】
・酒、みりん、しょうゆ……各大さじ1と1/2
・砂糖……大さじ1/2
・ごま油……大さじ1/2
七味唐辛子……適量
●作り方
(1)鶏もも肉を2cm角に切る。
長ねぎを4cmのぶつ切りに、しいたけを薄切りにする。
(2)鍋にごま油を入れて中火にかけ、鶏もも肉と長ねぎを入れてあまり触らずに焼き色をつけるように2~3分焼く。裏返してさらに2~3分焼く。
(3)だし汁としいたけを入れて、全体に火が通ったら(A)を入れて味を調える。
袋の表示時間通りにそばをゆで、流水で洗い、水気をよくきる。
(4)(3)をつけていただく。お好みで七味唐辛子をかける。
●栄養価(1人分)
エネルギー:552kcal、たんぱく質:27.7g、脂質:15.6g、炭水化物:72.8g、食塩相当量:2.5g、食物繊維:5.9g
※つけだれ全量の場合
公開日:2023年12月6日
柴田 真希(しばた まき)
管理栄養士。お料理コーナーのテレビ出演をはじめ、出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなどを手がける。『切るだけ&漬けるだけ! おうちで簡単ミールキット』(学研プラス)他、著書多数。