こんな使い方は要注意!
加湿器を正しく使う

乾燥は健康やお肌の大敵!そんな乾燥対策に欠かせない加湿器ですが、あなたは正しく使えていますか?間違った使い方をしてしまうと、かえって健康に悪影響を与えることもあるのです。ここでは、加湿器を使用する際の注意点について説明します。

監修:

矢野 邦夫

〉〉〉プロフィール

肺炎を引き起こすかもしれない
危険な使い方に要注意!

 鼻やのどの粘膜が乾燥してしまうと、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるため、乾燥対策の一つとして加湿器を利用する方も多いと思います。しかし、加湿器は使い方を間違えてしまうと、かえって健康を害してしまうこともあります。

 例えば、加湿器の水を放置していると、タンク内で緑膿菌やカビなどが増殖。そのまま使用してしまうと、菌を撒き散らしてしまいます。特に緑膿菌(りょくのうきん)は、高齢者や病気などで抵抗力の低下している人が吸い込んでしまうと肺炎や敗血症などになる危険性があります。

 下記に正しく加湿器を使用するための注意点をまとめました。また、密室になりがちですので、定期的な換気も行いましょう。

■正しい加湿器の使い方

※この記事内容は、執筆時点2021年8月2日のものです。

矢野 邦夫(やの くにお)
医師。浜松市感染症対策調整監 浜松医療センター・感染症管理特別顧問。感染制御の専門家として多くの著書・論文を発表。主な書籍に『うっかりやりがちな 新型コロナ感染対策の間違い15』『救急医療の感染対策がわかる本』(ヴァンメディカル刊)ほか。

TOPページに戻る