信号機のない横断歩道に
歩行者がいたら一時停止を

横断歩道は歩行者優先となっており、運転者には横断歩道手前での減速義務や停止義務があります。また歩行者が横断歩道以外の場所での横断や斜め横断をしたために発生した事故も多くあります。運転者も歩行者も改めて交通ルールを確認し、事故を防いで安全に過ごしましょう。

信号機がなくても
止まらないと違反です

 2020年全国94カ所でJAFが調査した結果によると、信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに一時停止しない車の割合は8割にも上ります。これは「歩行者妨害」にあたり、取り締まりの対象です。
 以下を参照に、運転者の歩行者優先義務をしっかりと把握し、横断歩道付近での交通ルールの厳守に努めましょう。

❶横断歩道接近時は減速

 横断歩道の手前では停止できる速度に減速する

❷♢マークに注意

 ♢マーク(横断歩道または自転車横断帯があることを示す表示)に注意する

❸横断歩道では停止

 横断中または横断しようとしている歩行者がいるときは、手前で一時停止し、通行を妨げない

歩行者も正しい横断で
身の安全を

 いっぽう、歩行者側にも交通ルールがあります。横断歩道や信号機のある交差点が近くにある場合は、その横断歩道や交差点で横断しなければなりません。また、横断歩道橋や横断用地下道が近くにあるところでは、できるだけそちらを利用しましょう。
 なお、「歩行者横断禁止」の標識のあるところでの横断はできません。道路を斜めに横断することや、ガードレールのあるところで横断するのも極めて危険です。また、自転車横断帯には入らないようにしましょう。
 「自分の身の安全は自分で守る」ことを心がけ、歩行者も正しい横断をすることが大切です。

参考:警察庁ホームページ「横断歩道は歩行者優先です」

※この記事内容は、執筆時点2021年8月2日のものです。

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