タイミングを逃さず賢く節約
家電買い替えで省エネ化!
生活を便利にしてくれる家電製品。節約したくても「使わない」という選択肢は難しいでしょう。家電を「省エネ」の物に換えることで電気代の節約になります。省エネ家電を選ぶポイントやお得に買う方法について紹介します。
買い換えの際に
検討したい省エネ家電
「家電製品は壊れるまで大切に使っている」という方は多いのではないでしょうか。節電するために買い換えするのは難しいと思いますが、もしも「そろそろ買い換えようかな?」と思った際には、安い機種と高い機種の省エネ性能を比較してみてください。高い機種の購入が節約に繋がるかもしれません。なかでも利用率が高く、家庭の消費電力の6割を占める「冷蔵庫・エアコン・テレビ・照明」は省エネの効果が出やすいものです。例えば照明機器はまだ4割の家庭が蛍光灯や白熱電球を使用している※といわれており、これらをLED電球に交換するだけで、消費電力を1/4にすることができます。
※出典:環境省「令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査結果について(確報値)」
省エネ家電を選びたいときは、店頭でそれぞれの機種に貼られている「省エネラベル」を確認してみましょう(上図)。年間でどれくらい電気料金が掛かるのか表示されていますので目安になります。さらに、現在使っている家電とどれくらい電気料金が安くなるのか比較したい場合は、環境省が提供している省エネ製品買換ナビゲーションサイトの「しんきゅうさん」の利用がおすすめです。現在使っている機種と購入したい省エネ家電の候補を選ぶとどれくらいお得かを比較できます。ここで候補機種の値段差が、この先の電気代の差で取り戻せそうなら安心です。また、冷蔵庫・エアコン・洗濯機などの白物家電は、モデルチェンジの時期に購入すればお得に購入できます。近年の白物は省エネ性能が飛躍的に向上しており、安くなる「型落ち」を選んでも一昔前の白物に比べれば格段に性能が高いものが手に入ります。下図を参考に買い換えの目安にしてみてください。
自治体の助成や
ポイントの還元でお得に
お住まいの自治体によっては、省エネ家電への買い換えに助成やポイント還元などが付いていることがあります。時期や内容については、自治体によって異なりますので、回覧板やお住まいの役所ホームページなどで確認してみましょう。ポイント還元であれば家電量販店の店頭などで告知している場合もあります。チェックしておけば、お得に買い換えができます。
※この記事内容は、執筆時点2024年6月30日のものです。
風呂内 亜矢(ふろうち あや)
日本FP 協会評議員、CFP® 認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。マンションの購入をきっかけにお金の勉強と貯蓄を始める。2013年、ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などへの多数出演、お金の情報を発信している。YouTube「FUROUCHI vlog」も更新。