知っておきたい基礎知識
インフルエンザの予防接種
インフルエンザの予防接種について、「実はよく分かっていなかった...」という方も意外と多いのではないでしょうか? ここでは、予防接種の素朴な疑問についてお答えしています。
Q いつ受ける?有効期間は?
A ピーク前の12月中旬までが望ましく、効果は5ヶ月程度期待できます。成人は1シーズンに1回、13歳未満は2回接種が原則です。
Q 「4価ワクチン」ってどんなもの?
A 現在国内で広く用いられている一般的なワクチンで、ウイルスA型株(2種)とB型株(2種)の計4種で生成されています。
Q 接種による副作用(副反応)はある?
A およそ10人に1人の割合で接種箇所の腫れや痛み、発熱やだるさ等の症状を起こす場合があります。(通常は2〜3日で緩和)
Q 接種したら絶対かからない?
A 2015/16シーズンの研究によると、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は約60%と報告されています。つまり、絶対にかからないとは言い切れません。
完全に感染を抑えるとは言えないまでも、ある程度の発病を防ぐ効果が認められています。また、発病後の重症化・死亡を防ぐことに関しても一定の効果があるとされています。
参考:厚生労働省HP「平成29年度インフルエンザQ&A」
※記事内容は、執筆時点2019年8月1日のものです。